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コーヒーの精製

安田珈琲の精製

わたしたちにとって精製は「安田の自然・気候・土地が育ててくれた素晴らしいコーヒーの果実に、素晴らしい輝きを持たせてあげること」と考えています。そして、ワインのように「毎年の気候による変化も楽しめる農産物」として、人の手が加わる精製という行為は毎回安定した環境下で進めたいと思っています。

ベースとなる考え

ナチュラル、ウォッシュド、パルプドナチュラル・・・これらの精製には工程表には見えない果実の変化・反応や発酵が隠れています。それはコーヒー(生豆)の品質、または特徴に大きく影響する要素であると考えました。そこで安田珈琲は、収穫されてから精製が始まるまで、そして精製の中のどの工程でも、毎回できるだけ同じ環境を整えて進めることによって、安定した品質を提供できると考えています。

果実の収穫

精製のお話をする前に一番大切な事、それは果実を最高の状態で収穫してあげるいうことです。コーヒー1本1本の個性やその年の天気はもちろん、収穫前数日の天気でも果実の表情が変わるので、常日頃、チェリーたちの状況を観察し、その日に備えます。

AKATITI(ハニー改)

収獲した果実をパルパー(皮むき機)にかけます。果皮とパーチの分別はせずに、コーヒーチェリーピュレのような状態にします。ある条件を満たしたら乾燥機にかけ、乾燥が終わったらそのままの状態で保冷庫へ。出荷前に脱穀をして、生豆とカスカラに分別します。

>> AKATITIについての詳しい記事

No.3(発酵ナチュラル)

収獲した果実を発酵させてあげます。発酵が終わったら乾燥させ、乾燥が終わったら保冷庫へ。出荷目に脱穀をして、生豆とカスカラに分別します。

>> No.3についての詳しい記事

安田珈琲の精製

近年、コーヒーの精製や発酵技術が進歩して、いろいろなコーヒーが楽しめるようになりました。中には、精製中に、発酵を促すために菌を利用したり、他のフルーツを利用しているものもあり、今までになかったコーヒーが楽しめるようにもなりました。

安田珈琲の精製では、菌や他のフルーツを入れる等は一切していません。わたしたちにとって精製は「この地が育ててくれた果実を生豆に詰め込むもの」と考えていますので、安田珈琲の精製は、収穫した果実の力だけに頼っています。

今後、わたしたちが新しい精製に挑戦していくときもこの姿勢は変えません。コーヒーは果実、この地が育ててくれた果実をまっすぐに表現してこそ、楽しい農産物であると考えています。

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