生命力
収獲したチェリーは生きています。
自由に羽ばたいてもらいましょう。
チェリーたちの声を聞いて、彼らの潜在能力を開放する。そんなイメージで取り組んだ安田珈琲 No.3は、みなさんが国産コーヒーに対して「なんとなく」抱いてるイメージを裏切る、素晴らしいコーヒーになりました。
収獲したチェリーは生きています。
自由に羽ばたいてもらいましょう。
美しく、そして香り高く。
ありのままに。
安田珈琲の新しい精製、No.3は、収穫した果実の生命力を生かす発酵ナチュラル。今までの精製を星飛雄馬のストレートに例えるなら、No.3は魂を込めた大リーグボール3号。
新しい安田珈琲を体験してみてください。
このNo.3を初めて頂いた時のひと口目に、思わずニヤけてしまいました。No3は豆の状態から存在感たっぷり、袋を開けるとブランデーや香水のような香りに驚きます。
コーヒーを淹れ始めると、スパイシーでダークチョコレートのアロマ。口に含むと思った以上に繊細で、鼻腔を抜ける完熟フルーツの甘い風味は、安田農園のコーヒーチェリーを思い出します。さらに甘さを伴った滑らかな質感は次のひと口に誘います。冷めてからも、パイン、バナナ、プラムとその存在感は衰えません。アフターテイストの余韻も素晴らしいです。
このようなコメントは、ほぼ海外の名産地の豆から出てくるようなもの。遂に沖縄のコーヒーからもこのような感想を持つことができました。No.3は、沖縄コーヒーのもう一段と上のステージの扉を開けてくれてます。
仲村さんには、オンラインストアで販売するNo.3のプロファイルを作っていただきました。
● No.3 浅煎り
Flavorからナッツ、ピーチ、紅茶、オレンジ、かすかにメロン、かすかにチョコレート、トロピカルフルーツから冷めるとストーンフルーツの様な香りを感じ、ボディはシロップのようなトロリとした質感で後口の余韻は甘いです。まるで、泡盛で作ったサングリアのようなフルーティーな香りを楽しめるコーヒーです!
● No.3 中深煎り
粉の状態のフレグランスではブランデーのような香りが抽出すると、ナッツ、ビターチョコレート、ようかん、ウイスキー、のような香ばしさを感じアフターテイストに黒糖のような甘苦い余韻を感じます。
今まで、沖縄のコーヒーで複雑でフルーティーな香りのコーヒーは標高の低い沖縄では難しいとされていましたが、沖縄のコーヒーの新しい可能性を感じさせていただきました!ありがとうございます!
徳田さんが、何度も何年も実はTRY and ERRORを繰り返して諦めずチャレンジしていた事を知っています。僕にとって、諦めずチャレンジしてると可能性が見えてくるよ!諦めるな!と、言ってるような、そう感じるようなコーヒーです。
近年、コーヒーの精製や発酵技術が進歩して、いろいろなコーヒーが楽しめるようになりました。中には、精製中に、発酵を促すために菌を利用したり、他のフルーツを利用しているものもあり、今までになかったコーヒーが楽しめるようにもなりました。
No.3の発酵では、菌や他のフルーツを入れる等は一切していません。わたしたちにとって精製は「この地が育ててくれた果実を生豆に詰め込むもの」と考えていますので、No.3の発酵は、収穫した果実の力だけに頼っています。
今後、わたしたちが新しい精製に挑戦していくときもこの姿勢は変えません。コーヒーは果実、この地が育ててくれた果実をまっすぐに表現してこそ、楽しい農産物であると考えています。
安田珈琲の精製は2種類、現在新しい精製方法にも取り組んでいます。
● 満月が導く神秘的なADA COFFEE No.3 FULL MOONについては >>こちら