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コーヒーの栽培

栽培する品種について

沖縄で栽培されるコーヒーの品種

沖縄で栽培される品種のほとんどは、数十年前にブラジルから導入された品種で、赤い実をつける「ニューワールド1号」、そして黄色い実をつける「ニューワールド2号」があります。

「ニューワールド1号」は、シモサカ農園から来た「ムンドノーボ」ということがわかりました。ニューワールド2号は今まで「イエローブルボン」と言われていたのですが、沖縄に持ち込まれた時代やその特徴から、当時ブラジルで栽培されていた「イエロームンドノーボ」ではないか、とも言われています。

アダ・ファームで栽培されている品種

アダ・ファームでは、黄色い実をつけるニューワールド2号を中心(約9割)に栽培、残り1割はニューワールド1号となります。この2つの品種はそれぞれ求める環境が違うようで、アダ・ファームの農園では、ニューワールド2号の方が花着き(=実着き)も良く、果実の味にも深みが出てきます。

ロブスタ種

コーヒーにとって、沖縄の気候は過酷な環境です。低地に向いているロブスタ種、その中でも特に強いと言われている品種もやってみましたが、しっかりと環境を作ってあげないと、やっぱり沖縄では簡単にはいかないようです。個人的にはロブスタ種も面白いと思っているので、これからも続けてみます。

これからの品種

ニューワールド1・2号が沖縄にやってきて数十年。挿し木ではなく、種から苗を作って世代を繰り返すことで、いつか沖縄の過酷な環境により順応してくれるのでは?という期待もあります。同時に、もっと強い品種や、より美味しい品種にも挑戦していかなければならないと感じています。

2023年春、興味を持っていた品種のパーチメントを入手することができました。パーチメントの状態が良かったので、すぐに仕込んだところ、先日の大潮で無事に豆が立ち上がり始めました。苗を育てて畑に植えて・・・収穫までは年数がかかりますが、この品種だけでの出荷ロットを作れることを楽しみに、気長にやってみたいと思います。

 

 

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