コーヒーの花のハチミツプロジェクトも6年目を迎え、7月21日、今年もコーヒーの花のはちみつを無事に収穫することができました。
ミツバチたちからのおすそ分け
餌を与えない”おきなわ Bee Happy” 式自然養蜂では、その時に貯まっている蜜をすべて収穫してしまうようなことはしません。ミツバチたちがこれからの厳しい夏(花が少なく暑い季節)を過ごすのに十分な蜜を残して、余った分をわたしたちの楽しみとして分けてもらって(収穫して)います。
コーヒーの花への訪花
今年(2023年)は、コーヒーの開花にメリハリがあり、大潮ごとに大きな開花の波がしっかりとやってきてくれました。そして、開花時期=ほぼ梅雨時期に雨が少なかったこともあり、毎回の開花でしっかりとミツバチたちのコーヒーの花への訪花を確認することができました。開花と訪花の様子を動画でご覧ください。
ミツバチたちによる花蜜ブレンド
コーヒーの花のはちみつの主な蜜源はもちろんコーヒーとなります。でも純粋な単花蜜ではなく、毎年違う花も混ざってくれるので、ベースにしっかりとコーヒーの花を感じながらも、複雑で味わい豊かなはちみつになってくれます。
コーヒーは大潮(新月&満月)に合わせて開花の波がくるので、コーヒーの花が咲いていない時、ミツバチたちは「他の花」を探しにいきます。この時期、山にはほとんど花がありませんが、ミツバチたちはこの「他の花」を一生懸命探してきます。「他の花」はその年の気候によって変わるので、それが毎年の違いとなって、ミツバチたちによるその年の花蜜ブレンドとなります。
時々あること
① コーヒーの花のはちみつは、生はちみつ(非加熱はちみつ)なので生きています。振動や保管状況(高温や低温、直射日光等)によっては、開封時に勢いよくこぼれてしまうことがあります。直射日光の当たらない常温で保管してください。
② コーヒーの花のはちみつの中に小さなカスが確認できることがあります。これは蜜ろうのカスで、一般的に使用されるフィルターよりも粗めのものを使って瓶詰しているためです。日本酒の無濾過に近い考えで、味や香りの元となるものを濾しすぎないようにするためです。これができるのは、餌を与えない薬を使わない自然養蜂だから。蜜ろうも100%花の蜜だからこそできることなのです。
コーヒーの花のはちみつの販売
コーヒーの花のはちみつは、アダファーム オンラインストアでお買い求めいただけます。ミツバチたちが受粉した安田珈琲も販売中です。