当時は日本からスペシャルティコーヒーが誕生したという話は理解しがたいことだったようです。専門家たちが農園に集まり、栽培の様子を確認したり、生豆の成分分析やカッピングなど、その検証を行うパナソニック The Roastのシークレットイベントが開催されました(2018年4月)。
イベントの様子を収録した安田珈琲物語本編(10分ほど)は >> こちら から。
生豆成分分析
生豆の成分分析では、名産地のスペシャルティコーヒーと比較しながらその数値を見ていきました。低地(アダファームの標高は約170m)では難しいといわれる脂質が高地レベルなみにあったり、糖度が非常に高かったたり、熟度に関しては飛びぬけて高く出ていて、この土地最大限の状態を作っていると評価していただきました。自然にゆだねる栽培は、手を抜くという意味ではなく、手をかけるところはしっかりとかけて自然の力を引き出していることを確認していただけたと思います。
カッピング
イベントでは、Qグレーダー3名によるカッピングも行われ、非公式ではありますが、スペシャルティグレードであることを確認していただきました。使用した豆は通常ロットから抜き打ち的に選ばれたものだったので、アダコーヒーの安定した品質をみてもらうことができました。
2016年にスペシャルティーコーヒーとなった時のCQI公式の結果については >>こちらの記事 をどうぞ。
まとめ
ここの土地が好きだし、ここで育ったコーヒーが大好きなので、どんなコーヒーであっても、ぼくたち生産者からの発信はどうしても「美味しい!」になってしまうと思います。でもコーヒー業界で活躍する専門家たちに分析してもらったり、客観的な評価をいただくことで、アダコーヒーに興味をもってくれるみなさんに「安心」がお届けできるのではないかなと感じています。